外壁塗装を行うとき、庭の植木やプランターが心配になることがありますが、過度に心配する必要はありません。外壁塗装は高圧洗浄で汚れを洗い流してから下処理をして塗装をしていくので、洗浄液や塗料が周囲に散布してしまうことがあります。そこで家の周囲にある植木など大事なものに飛ばないようにするため、養生という作業を行います。塗料が飛び散ってほしくない部分に、テープやビニールなどをかぶせて保護していく方法です。
プランターであれば塗装作業から話すように置き場所を変えて、植木はまるごとビニールなどで覆ってしまいます。そのため塗料が飛散する心配はありませんし、現在の塗料では付着しても枯れてしまうということはほとんどありません。養生作業は外壁塗装業者が行いますから、全て任せることができます。ただ建物のすぐ近くにプランターなどの物を置いている場合は、作業前に別の場所に移動させることになるので、工事が始まる前に無理のない範囲であらかじめ移動させておく配慮をしておくと良いでしょう。
外壁塗装を行うとき、足場を組むため、作業に邪魔にならない場所であれば車をとめておいても構いません。備え付けのガレージがあるときは、いつもどおりに車をとめておけば、全体をビニールシートやカバーなどで覆うので塗装がつく心配はありません。さいきんの外壁塗装はローラー塗装や手塗り塗装が主流になっているので、塗料が飛び散ることが少なくなっていますが、シートで覆って塗料が飛ばない養生作業を必ず行います。
ただ駐車場がなくて、足場を組むときの邪魔になってしまう場合は、他の場所にとめておくと安心です。外壁塗装は1ヶ月もかからない工事ですから、月極で借りておき、そこにとめておくと安心です。足場を組み立てるときに、管を持ち運ぶので傷がついてしまう可能性もゼロではありませんから、作業がしやすいように他のものも外壁から少し離れさせておくという配慮をしておくと良いでしょう。そうすればスムーズに工事を始めることができます。